裁判所の競売不動産(ケ)と(ヌ)の違い

 

競売不動産の物件番号を裁判所では事件番号と呼びます。物件の内容を問い合わせる際は、裁判所にある執行官室というところに事件番号を告げて照会します。その事件番号の中に(ケ)や(ヌ)という記号が含まれていますが、この記号に重大な意味があります。

(ケ)の意味は…

一般的に住宅ローンを組んで家を購入する場合、金融機関は融資の担保として不動産に抵当権を設定します。もしも返済が滞った場合、金融機関は融資(貸金)を回収するために抵当権を実行します。このような経過で競売になった物件の事件番号は(ケ)という記号が付されます。(ケ)の物件は金融機関が融資をする際に権利関係を精査するので、落札後にトラブルになるケースが比較的少ないと言われてます。

 

(ヌ)の意味は…

例えば、森友学園問題で学校の建設工事費が未払いとなり業者が工事代金の支払いを求めて裁判を提訴しましたが判決の結果、前理事長の自宅が強制的に裁判所競売により売却されました。このような場合、事件番号は(ヌ)の記号が付されます。(ヌ)の物件は、判決により所有者の同意なしで強制的に売却されるために不動産の権利関係が複雑な場合も多く、落札しても住むことができないという物件もあります。裁判所競売物件は割安感がありますが(ヌ)の物件に入札するには法律の知識が必要です。一般の方はご注意ください。

2019年04月05日